淡々に

Author: admin

「例えば私が○○君の猫だったら」
そんな私の「例え話」が大好きだという彼が居ました。
彼とは友達募集掲示板で友人関係だったのですが
「私の言い回し」が独特で面白いという彼。
何気ない会話の中にも
「例えば?」
とわざわざ‘誘導‘する事もありました(笑)
そんな例えばのお話。
最初は「笑い」を誘うような例え話ばかりをしていました。
それがどんどん形を変えていくようになったんです。
それはお互いに意識をしていたわけではありません。
「例えば○○君の彼女だったとしたら〜」
「例えば○○君のお嫁さんだったとしたら〜」
そんな例え話が多くなっていきました。
話をしている時は何とも思っていなかったのですが、
話を積み重ねていくうちにどこか‘気恥ずかしさ‘
を感じるようになっていきました。
彼のことを「異性」として意識した瞬間だったと思います。
「例え話止めたい。なんか恥ずかしいから」
極力‘淡々に‘を心がけて言う私。
「ああ・・・うん。俺もなんか恥ずかしいんだ」
と彼も淡々と答えました。
「多分、好きになっちゃった」
と言う彼。
「うん。私もなんだよ」と私。
例えばが真実になった瞬間でした。
「嘘も突き通せば本当になる」
なんて聞いたことがありましたが、
「例え話も続くと本当になる」ものなのかも知れません。

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